ただのアニメ感想ブログ

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VMwareによる仮想化環境構築メモ

仕事でVMwareを使った仮想化環境を作る機会があったので、また同じようなことをする時のためにメモを残しておきたいと思います。
なるべくお金のかからない作り方を目指しました。お金がかかるとしたらマシン本体と電力などのランニングコストくらい・・・のはずです。

 

1. VMware ESXiの入手
まずはVMwareのサイトから仮想化環境を作るためのOSを調達します。

 

my.vmware.com

 

こいつをダウンロードしてDVDにイメージとして書き出します。
ダウンロードにはアカウントの作成が必要です。まあ画面右側のメニューからやれば良いだけですが。
自分の場合は既に書き出したDVDがあったのでそれを使うことにしました。

 

2. ESXiのインストールおよび設定
で、こいつをマシンにインストールします。
特に説明は不要だと思いますけど、BIOSで起動するドライブにDVDドライブを設定して、メディアが入った状態で電源を入れれば良いです。
あとは説明に従ってインストールをすれば良し。以下のページなんかが参考になります。

 

thinkit.co.jp

 

と言うか、上記のページの内容に従ってやれば良いですね。
rootのパスワードとIPの設定だけしっかりやれば良いです。IPは接続するネットワークのプライベートIPアドレス帯から払い出しを行いましょう。
IPアドレスを設定してネットワークに接続すればマシン側での設定は完了です(厳密にはIPを設定しなくても動くことは動くのですが、後々のことを考えると固定IPを割り当てる事を強く推奨します)。

 

3. VMware vSphere Clientのインストール
これは仮想化を行うマシンではなく、作業用のPCの方に導入します。
ソフトは以下のページからダウンロードできます。

 

VMware Knowledge Base

 

インストーラの指示に従ってインストールすれば良し。
インストールが完了してvSphere Clientが起動したら、2.で設定したIPとユーザー名とパスワードでログインします。

 

 

再掲となりますが上記のページに書いてある内容に従ってやれば良いです。

4. ライセンスキーの登録
ログインができたらまずはライセンスキーの登録をしましょう。
初期状態では60日の試用期間を超えると仮想マシンが起動できなくなってしまうので。

 

左側のメニューからESXiを導入したマシンを選択して、右画面で「構成」タブを選択、「ソフトウェア」の中から「ライセンス機能」をクリック。
画面上にライセンス情報が表示されるので、「編集」をクリックします。
「ライセンスの割り当て」ダイアログで「このホストに新規のライセンスを割り当てる」を選び、ライセンスキーを入力します。
1.で作成したアカウントでログインするとライセンスキーが書いてあるので、それを入力すれば良いです。

 

ここまでできれば仮想マシンを作る環境は整いました。

 

5. 仮想マシンの構築
あとは左側のメニューからサーバを右クリックして「新規仮想マシン」からVMを作るも良し、自分の場合は他環境からの移行だったので他環境から仮想マシンのイメージのエクスポート/インポートを行いました。

 

ここで自分が苦労した点としましては、イメージから構築した仮想マシンには既にNICとIPが割り振られていたため、それを書き換えてあげる必要がありました。
このとき実施した内容は以下の通り(2018/05/22 加筆)。
※自分はCentOSで以下を実施しました。

 

まずvSphere Clientから対象の仮想マシンを選択し、「リソース割り当て」タブを選択します。メニューの中でネットワークアダプタNICが確認できるので、その値をメモしておきます。

 

次に仮想マシンを起動して、以下の2ファイルを編集します。
たぶんrootでないと編集できないので、su -でユーザを変更しておいたほうが良いです。

 

> /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
→先ほどメモしたNICの書かれている行を"eth0"に割当をして、それ以外の行はコメントアウト

 

> /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
→HWADDRのNICを先程メモしたNICの値に書き換え
→IPADDRの部分に割り当てたいIPを設定(普通は2.で設定したIP帯と同じIP帯から割り当てることになると思います) 

 

最後に設定を反映させる為にVMを再起動。

 

# reboot

 

Tera Termなどで割り当てたIPでサーバにアクセス出来ることを確認してからvSphere Clientのコンソールの方を落とします。
この作業をするにあたって参考にしたのは以下のページです。

 

ネットワークの設定方法

VMware Knowledge Base

qiita.com

 

 

そんなわけで、今日はこれまで。
それでは、ごきげんよう